出発前

最後の出勤から出発までは1週間。もう少し余裕を持たせればよかったかなという気もするし、わたしの性格上これくらい追われたスケジュールだったからこそ旅立てた気もするので何とも言えません。

 

それでも退職することが決まってから1年働いているので、出発するまではたっぷり1年ありました。さぞかし入念に準備が出来たかと思いきや、全く進まない。

まず仕事が忙しかった。休みの日も終わらなかった仕事をして自宅に少しずつ荷物を運んで、としているとあっという間に一日が終わってしまう。もう働きながら準備は無理かななんて考えていて、絶対に必要なバックパックも結構ギリギリに買った気がする。そんなこんなで最後の出勤日の翌日に予定していた引っ越しすら間に合いそうもなく、前々日に母親を急遽召喚してわたしが働いている間に片づけをお願いし、退勤してから引っ越しの当日まで徹夜で部屋を掃除して慌ただしく退去。

 

もうこの時点で時間がない!とか言いつつもバッタバタでもなんとかなった謎の達成感と仕事を辞めた解放感と実家の安心感に気持ちが良くなり、ビール飲んでぐーたらして全然パッキングがすすまない。すすまないというか始まらない。

「やんなきゃねー」なんて言いつつも口だけで全く動きださないわたしに、母がしびれを切らして「いい加減にしなさい!本当に行くんでしょ!」と雷を落とす始末。いい大人が恥ずかしい…

 

母にお尻を叩いてもらいながら、最後まであれが足りないこれが足りないと家と100均とを何度も往復して、結局バタバタと家を出ることになってしまいました。ちなみに父は仕事の合間に顔を見に来てくれ(朝寝ていて会ってない)たのに対し、母は家にいたのに頼み込んでやっと駅まで見送りに来てくれました。駅すぐそこなのに…!

 

 

両親ともに心配はあったと思いますが、わたしに何か直接心配の声を掛けてくることはありませんでした。(あったかもしれないけど記憶にはない)

自分のやりたいことをやりなさいと普段から言ってくれていた家族だからこそ、わたしも「仕事辞めてバックパッカーやってくるわ」って言うことが出来たし、その返事が「ついにこの日が来たね」だったんだと思います。愉快な家族です。

 

そんなことを考えたり、友人たちとLINEしたりしている間に空港へ到着。チェックインも済ませてひたすら搭乗まで時間を潰し…たかったです。母から送られてきたLINEを見てわたしは絶望するのでした。(言い過ぎ?)

 

f:id:Habatakitai:20200502002916j:plain

職場の人にも快く送り出してもらい感謝でした