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シンガポールからマレーシアへと入国後KTMに乗り移動。

全く記憶はないけど写真を見るとJB SENTRAL→GEMASとなっております。

 

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KTMのチケット

この時窓側のだったんだけど、先に乗っていた隣の人が席を交換してほしいと頼んできます。わたしも車窓からの景色みたかったけど、いいよと答えて通路側に着席。正直、わたしの態度はあんまりいい態度じゃなかったと思う。だって自分も窓側が良かったし、でももう全然動く気ない人見たらいいよって言うしかなかったから。でもそのとき相手の人がすごく笑顔で「やっぱり日本人ってやさしいんだね!」って言ってくれたんです。

なんと、彼女の娘さんは日本で生活していてして職場の人や周囲の人がとてもやさしくて日本の人たちはいい人だと彼女に話していたらしいんです。そんなやさしい日本人と自分も会ってみたかった、まさかこんなところで会えるなんて!とすごく喜んでくれて、写真を見せてくれたり、ご飯を分けてくれたりした。少し不貞腐れた態度をとった自分がすごく恥ずかしかったし、彼女の娘さんの周りの人たちがいい人たちで本当によかった。

 

わたしは日本を代表して旅しているわけでもない、ただのそこらへんの人ではあるんだけど、でもわたしと関わった人はわたしを通して日本人の印象を持つのかもしれないと思うと感情に任せた態度はよくないなと改めて思い、気を付けようと心に誓うのでした。

 

そうして移動してきたマレーシア最初の街は首都クアラルンプール

本当にありがたいことに旅中ってたくさんの人のやさしさに触れるんですよ。しかもその多くは名前も知らない、今では顔も思い出せないような、その時一瞬だけ出会った人がほどんどです。ここクアラルンプールでもとても泣きたくなるくらい嬉しいことがありました。

 

宿へ向かうときに乗ろうとしていたMRTはとても混雑していて、大きいバックパックを持ったわたしは乗車をためらって見送ろうとしていました。そうしたら先に乗り込んだ見知らぬ女の子がスペースを作って手招きして乗せてくれたんです。ほかの乗客の人には申し訳ないけど、その優しさがすごく嬉しくて下ろしていたバックパックをまた担いで乗り込みました。

 

別に急いでいたわけでもないから乗れなくても全然良かったんだけれども、本当にそのやさしさが嬉しくて有難くて、わたしもやさしい人になりたいと思うのでした。ちなみにこの他人に寛容になりたいというフレーズは日記が手元にない今も、たくさん日記に書いたことを覚えているフレーズです。どれだけわたしの心が狭くて日々摩耗していたかがわかりますね(苦笑)

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頂いたご飯。おいしかった!